中田一真の「ブログde日記もどき」

MYBOOK2016でこの1年を振り返る(最終回 カンムリカイツブリ&スギゴケ)


カンムリカイツブリ(左頁)、スギゴケ(右頁)

冬を表現するには雪は欠かせません。でも、降らない年だってあります。昨シーズンは雪がほとんど降らない冬でした。
そんなときに、どうすれば寒さを表現できるか。雪がなくても、靄、霜、氷なら何とかなります。冬はつとめて。早朝が勝負です。

左のページはカンムリカイツブリ。朝靄の立つ湖面でカップルが踊ります。

右のページは残雪のスギゴケ。夜のうちにうっすらと積もった雪は日が射せば瞬く間に消えてしまいます。日陰に残る雪に目を凝らし、小さな世界を覗いてみました。

そんなこんなで「MYBOOK2016でこの1年を振り返る」はこれでおしまいです。今年の1冊も去年に引き続き、全て近所で撮影した作品で構成しました。若い頃、身近な鳥たちだけの写真展を開催したら、「北海道で撮ったのですか?」と聞かれて驚いたことがあります。鳥も獣も虫も花もみんな身近なところにいます。また来年も素晴らしい出会いがありますように。

それでは皆様、どうぞよいお年を。

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/12/30(金) 17:32:32|
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MYBOOK2016でこの1年を振り返る(その10 コバネイナゴ&オオアオイトトンボ)

161204mybook2016010_filtered.jpg
コバネイナゴ(左頁)、オオアオイトトンボ(右頁)

晩秋の夕暮れ、草むらで見つけた虫たち。

高校生の頃(もう30数年前か!)、学校帰りの本屋で見つけて買ったのは木原和人さんの「光と風の季節」(日本カメラ社)。それ以来、逆光・絞り開放一辺倒で、ごもくやさんの生き物撮影係を拝命するまでは基本的にずっとそのスタンスを貫いていました。

今は広角、ストロボなんでもありの作品づくりをしていますが、逆光に生き物が輝きさえすれば、吸い込まれるように、無言で似たような絵を撮り続けてしまいます。そんなとき、変わっているようで大して変わっていない自分を発見し、少しほっとするところもあるのです。

テーマ:昆虫の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/12/29(木) 13:21:06|
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MYBOOK2016でこの1年を振り返る(その9 アライグマ)


アライグマ

今年は、いや今年もというべきか、自動撮影装置に最も写った動物はアライグマでした。
カメラを仕掛けた6年前には1度写ったきりで、ニュータウンには定着していないと思っていたものが、2013年以降は頻繁に登場。ある年は母アライグマと5匹の子ども達を見かけたりもしました。

真冬の今もアライグマは健在。最近トレイルカメラを増設した森でもしっかり彼らは写っています。

左頁のアライグマと右頁のアライグマは同一個体で、別の日に写ったもの。まだ若いこの個体は好奇心旺盛でどんどんカメラに近づいてきます。以前、別のアライグマにカメラを水の中に落とされたことがありましたから、こちらは戦々恐々です。「寄るな、触るな、近づくな!」。カメラをチェックしてアライグマの姿を見つける度に悲鳴をあげています。

テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/12/25(日) 10:15:13|
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MYBOOK2016でこの1年を振り返る(その8 アメリカザリガニ&アオダイショウ)


アメリカザリガニ(左頁)、アオダイショウ(右頁)

今年は機材の軽量化に取り組みました。自動カメラの点検のお伴に持ち歩く機材はD500、D750、NIKKOR200-500mmF5.6E、TAMRON90mmF2.8、NIKKOR20mmF1.8G、LAOWA15mmF4、それにTG-3。先日、三脚・雲台も軽いのを導入したので、1年前よりもトータルで2~3kgは軽量化できているはずです。この機材一式で、水中から宇宙までとりあえず何でも撮れます。

左頁のアメリカザリガニはTG-3で撮影したもの。水中ハウジングを必要としないこのコンデジは浅瀬の水中写真を撮るのに抜群の威力を発揮します。画質は決してほめられたものではありませんが、低感度ならA3程度までは普通に伸ばせます。

右頁のアオダイショウはD750+NIKKOR200-500mmF5.6Eで撮影。道路に出てきたアオダイショウを地面に這いつくばって撮影したものです。軽いレンズだとフットワークも軽くなります。

軽量化をしながら面白い写真が撮れる機材に組み替えていく。これまで撮ったことがない映像に身近なフィールドでチャレンジする。来年も今年とは一味違う写真を撮りたいなあと、マイブックを作る度に思います。

テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/12/24(土) 10:35:18|
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MYBOOK2016でこの1年を振り返る(その7 オオクチバス)


オオクチバス

夏の終わり、溜池の浅瀬までオオクチバスがやってきます(左頁)。毎年その様子を眺めながら、どうやったら水中を泳ぐ姿が撮れるだろうと考えていました。水中カメラを持って潜る?水槽にカメラを入れて浅瀬に沈め、魚がその前を通るのを待つ?いろいろ考えますが、どれも努力、忍耐、根性を必要としそうで実行に踏み切れません。

そんなとき、魅力的な製品が発売されました。バーズアイロッドワイヤレスライン。これに防水コンデジのTG-3を組み合わせて使えば、地上からスマホでカメラを遠隔操作して水中を撮影することができます。

機材は準備したものの全く時間がとれなかった昨年をもんもんと過ごし、この夏の終わり、ようやく水中を泳ぐブラックバスの姿を捉えました(右頁)。顎先が少し切れたのが残念。また来年の宿題です。

テーマ:自然の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/12/23(金) 09:53:27|
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MYBOOK2016でこの1年を振り返る(その6 コシアカツバメ&モズ)


コシアカツバメ(左頁)、モズ(右頁)

この夏、庭木に初めてモズが巣をかけました。例年、お向かいのお宅の庭木にモズのペアが出入りしていたのは知っていました。でも、その木が全部伐られてしまったのです。そこでモズが目をつけたのは我が家の月桂樹。巣をかけて卵を産んだのは6月中旬のことですから、時期としてはかなり遅い部類でしょう。

卵は全部で4つ。そのうち孵化したのはたった一つ。
せっせせっせとモズ夫婦は虫を運び、孵った一羽の雛を無事巣立たせました。

遅めの繁殖に入っていたのはコシアカツバメもそうでした。建物のコンクリート製の壁に泥と草をこね合わせてつぼ型の巣を作ります。

アナグマが死んでぽっかりと空いた心の穴。その穴を少しずつ埋めてくれたのは鳥たちでした。
鳥は百薬の長。何年経っても鳥たちが傍にいて、困ったときに助けてくれます。


テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/12/18(日) 21:07:45|
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MYBOOK2016でこの1年を振り返る(その5 ドクダミ&アナグマの死)


ドクダミ(左頁)、アナグマの死(右頁)

去年この森で2頭の子アナグマを育てあげた母アナグマは、今年も春から子育てを始めました。5月の初め、トレイルカメラに記録された巣穴の引っ越しシーンには、4頭もの赤ちゃんアナグマを順次運び出す様子が映っていました。「この夏も森は賑やかになりそうだ」、そう確信していました。

6月、始まったばかりの写真展の帰り道、咲き始めたササユリを見ておこうと公園に立ち寄りました。香り放つササユリの観察を終え、溜池を眺めていると、何かが浮いています。双眼鏡で確認して息をのみました。まさか・・・。

藪をかき分け、水辺に立ち、確認したのは変わり果てたアナグマの姿でした。体格や乳の様子から、あの母アナグマだということはすぐに分かりました。「・・・なんでやねん」。

アナグマは母一頭で子育てをします。生まれて2ヶ月も経たない残された子どもたちの運命を思うと絶望的な気持ちになりました。なぜ、引っ越し先の巣穴を探し当てておかなかったのだろうと激しく後悔もしました。

トレイルカメラの映像を通じて1年間観察し続けた母アナグマ。野生の死をこんなに辛く感じたのは生まれて初めてのことでした。

テーマ:動物の写真 - ジャンル:写真

  1. 2016/12/16(金) 22:16:22|
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身近な野鳥を観察しています。二児の父です。
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